- 作 者:李成(りせい)【919-967】
- 作品名:喬松平遠図(きょうしょうへいえんず)
- 形 状:軸
- 形 質:絹本墨画
- 法 量:205.6×126.1cm
李成は五代北宋山水画の第一人者に挙げられ、煙林平遠もしくは寒林平遠と呼ばれる山水様式を創始した。本図も典型的な煙林平遠の構図形式をなすもので、左側に松樹を極端に大写しし、右側は空間を開いて眼下に広がる黄土平原を平遠的にとらえている。必ずしも「千里の遠」の表現に成功しているとはいえないが、現在伝世する李成の作品中最も注目に値する作品である。
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